まだとりあえずウーロン茶?ノンアルコールを楽しんでみて!
飲み会は楽しみたいけど…注文はいつも「ウーロン茶」
お酒を「飲めない」「飲まない」という人たちが、飲み会の席で思わず頭を抱えてしまうこと。それが、注文できるドリンクメニューの少なさです。ビールからカクテルまで、さまざまなドリンクが用意されているアルコールに比べると、ノンアルコールドリンクはわずかな種類しか用意されていないことがほとんど・・・。
結局いつもと同じ、食事の味を邪魔せず、どの店でも失敗しないであろう『ウーロン茶』ばかり選ぶ、というのもよくある話ではないでしょうか。けれど、お酒を飲まない日だって、もっと積極的に冒険したっていいはず!
実際、近ごろではお酒を「あえて飲まない」という人が、世代に関係なく増えています。ある調査によると、お酒が飲める体質なのにあえて飲まないという人は、なんと25%にものぼるのだとか。背景には健康志向の高まりや、価値観の多様化があるようです。
海外ではマインドフルネスともつながりのある『ソーバーキュリアス(禁酒家)』が新たなトレンドになり、日本でもSNS上で生まれた「ゲコノミスト」コミュニティーに多くの人が参加しています。いわゆる『ノンアルコールドリンク市場』は、これまで以上に注目を集めているのです。
魅力的なノンアルコールドリンクに出会うことができれば、飲み会やパーティーも今まで以上に楽しくなるはず。さっそく、ノンアル飲料の先駆けであるノンアルコールビールにまつわる情報や、『モクテル』をはじめとした最先端トレンドについてご紹介していきましょう☆
ノンアルコールビールは本当にアルコールが入ってないの?
そもそもノンアルコールビールとはどんな飲料なのでしょう。アルコール度数は?普通のビールとの味の違いは?知らずに飲んでいる人も意外と多いかもしれません。
ノンアルコールビールは、アルコール含有量1%未満のビールのこと。そのため、いくらノンアルコールビールと言っても、飲みすぎると酔っぱらってしまうこともあるのです!
最近では飲酒運転の厳罰化を受けて、まったくアルコールを含まないタイプがメジャーになってきました。いわゆる”ゼロ”や”フリー”という名前がついた商品です。
アルコール度数ゼロのノンアルコールビールの歴史は比較的新しく、2009年にキリンが発売した『フリー』が始まり。年々消費量は伸び続け、今では年間に消費されるビールのうち20本に1本はノンアルコールビールが占めるまでに。最近では『トクホ』認可のノンアルコールビールも人気です。
では、ノンアルコールビールはどのように作られるのでしょうか。アルコールを含まないとは言え、ある程度ビール本来の味わいがなければ物足りなさを感じてしまいますよね。そのため、酵母によるアルコール発酵の工程は基本的には通常のビールと同じです。
日本のノンアルコールビールは、発酵中にアルコール生成を抑えるなどしてアルコールを除去しています。日本では認められていませんが、海外のノンアルコールビールの中には、発酵終了後にアルコールを除去するものもあるのだそう。よりビール本来の味わいに近づけるために、ホップエキス等による風味の調整もおこなわれています。
実際、ノンアルコールビールっておいしいの?
登場したばかりのころは「こんなのビールじゃない・・・」と酷評されることも多かったノンアルコールビール。発売から数年を経て、各社とも味をバージョンアップし、より飲みやすく美味しいノンアルコールビールが増えています。
ビール本来の麦芽感や香りをハイクオリティで再現している商品はもちろんのこと、通常のビールとは違った特徴的な商品が増えているのも、ノンアルコールビールの魅力。たとえばライムショット入りの商品は、酸味の効いたさわやかな味わいで飲みやすいのが特徴。ビールの苦味がニガテな人でも、トライしてみたくなりますね。
そのほか、トレンドの『クラフトビール』テイストを意識した商品も登場。豊かな香りは本格的なビールそのもので、ビール好きには見逃せません!
またトクホのノンアルコールビールには、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収を穏やかにする食物繊維(難消化性デキストリン)が配合されています。ダイエットや健康的を意識する人には、もってこいのビールと言えるでしょう。
一度ノンアルコールビールに苦手意識を抱いてしまった人も、進化し続ける味わいは再チャレンジの価値ありです♡
まだまだある!ノンアル派のためのドリンク
お酒を飲まないひとのための飲料は、ノンアルコールビールだけではありません。お酒を飲まない人が増えていることを受け、大手メーカーからも、日本酒や梅酒・ワインなど、個性豊かなノンアルコール飲料が発売されています。中でも注目なのが『モクテル』です。
『モクテル(mock-tail)』とは、ノンアルコールカクテルのこと。カクテルのような美しい見た目ながら、アルコールが入っていないので気軽に楽しめるのが魅力です。イギリス・ロンドン発祥の新たなスタイルで、アメリカでは非常に人気が高く、モクテル専門のバーも多く生まれています。
そこでご紹介したいのが、ノンアルコールビールを使ったモクテル。いわゆるビアカクテルです。ノンアルコールビールを使うことで、お酒を飲まない日でも気軽に楽しむことができますよ♡
例えばおなじみのカクテルメニュー『レッドアイ』なら、よく冷えたグラスにビールとトマトジュースを1:1の割合でブレンドすれば出来上がり。ビールの苦味が気になる方は、お好みではちみつを足すとより飲みやすく仕上がります。
自宅でも楽しめるノンアルコールビアカクテル。ぜひお試しください♪
飲み会でまずは1回、ノンアルコールにチャレンジしてみない?
ノンアルコールビールやモクテルの魅力についてご紹介してきましたがいかがでしたか?ご紹介した以外にも、ノンアルコールワインや梅酒など、ノンアルコール派でも楽しめる大人のドリンクが続々登場しています。
「とりあえずウーロン茶」だった飲み会はもう終わり!今後のノンアルコールドリンクの展開にも、期待大です♡
※注記※
ノンアルコール飲料であっても微量にアルコールが入っている場合があります。20歳を過ぎてから楽しみましょう。妊娠中の方、自動車の運転をする方もご注意ください。