甘夏だけで作った低アルコールの本格果実酒を楽しんでみて
福岡正信氏が開いた農園
2020年12月3日、株式会社 日本総合園芸は自社が関与する福岡正信自然農園が甘夏を使った本格果実酒「甘夏ペティアン・ナチュレル」を販売していることを発表しました。
福岡正信自然農園は世界でも農学者として有名な福岡正信氏が開園しました。
同氏は40年以上前に農薬や化学肥料を一切使用することなく、自然環境に寄り添った農業「自然農法」を提唱しました。著書である「自然農法 わら一本の革命」はなんと、30カ国以上で翻訳されているのです。
今は3代目が継承
現在の福岡正信自然農園は福岡正信氏の孫にあたる福岡大樹氏が継承し、愛媛県伊予市で柑橘類を育てています。
しかし、福岡大樹氏には懸念があります。近年、人々の柑橘離れが進んでいるのです。
そこで、これまであまり知られていない、柑橘の新たな魅力を世に広めたいという思いから自然派ワインの大家として知られる大岡弘武氏と共に柑橘を使ったワイン作りに挑みました。
甘夏だけで作ったワイン
このワインは甘夏の果汁と甘夏の果実が持つ酵母だけで作られています。
亜硫酸塩などの添加物は一切使用しておらず、甘夏の魅力を最大限に引き出した本格果実酒に仕上がりました。
微炭酸で低アルコールなため、食前酒や食中酒にぴったりです。
ローヌで認められた醸造家
福岡大樹氏がワイン作りを依頼した大岡氏は南フランスのローヌ地方で認められた醸造家。
ローヌの最大手ドメーヌ「ギガル社」の歴史あるぶどうとして知られる畑、エルミタージュ地区の栽培長を歴任した人物です。現在は日本で自分の畑を持ち、醸造所を構えています。
大岡氏は福岡正信氏が提唱する自然農法に共鳴し、除草剤や化学肥料を使わないぶどうで、酵母や砂糖を一切加えない自然発酵でワインを作っています。
福岡大樹氏と大岡弘武氏が作り上げた甘夏のワイン「甘夏ペティアン・ナチュレル」、ぜひお楽しみください。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社 日本総合園芸 プレスリリース(Valuepress)
https://www.value-press.com/pressrelease/259426